疲れ切った心
「海、2人で撮ろう」
カメラの前にいる竹下が海に向かって叫んできた。
「おう」
海も叫ぶ。
「お互い可愛い彼女を持つと苦労するな」
一言言ってから竹下の方へと軽く走って行った。
それと入れ違うように珠理がマイペースでこっちに来る。
「ん」
さっき渡されたブレザーを再び渡した。
「もういいよ」
「親友の前でキス」
「着るわよ」
竹下の前でキスされることが嫌みたいで素直に着た。
「そういえば山本君と何話してたの?」
顔は微笑んでいるけど目が“余分なこと言ってないでしょうね”と訴えられていると思うのは俺だけか?
「可愛い彼女を持つとライバルが沢山いて大変て話し」
素直に話していた内容を教えた。
こいつ絶対竹下のことだと思ってるな。