好きな人の忘れ方








「遥ちゃん・・・」

「こんにちは、おばさん」

「うん」





ここに来たのは、一年ぶり


理由は、気にするから


一年に一度でも充分気にされるけど・・・・







「元気?」

「はい」

「そう・・・・」






優しく笑う顔が、良く似てた


そっと私の頭を撫でる癖はきっとこの人から受け継がれた物なんだろう









「どうぞ、上がって」

「お邪魔します」






一年ぶりの場所に足を踏み入れる


さっきまで隣に居た啓太郎が見当たらない事に少し胸が少し苦しくなった








「ゆっくりしてってね」

「はい・・・・」





そう言って、奥へ行くおばさんの背中を少しだけ見つめて、階段を上がる






二階の、一番手前のドア


ゆっくりと開ければ、部屋には沢山の花が飾られていて、その真ん中には







楽しそうに笑ってる啓太郎が居る



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