萩×殊奈
「あ・・・う、うん!!」


「じゃあ、ごめんな。」


そう云って男の子は去って行った。


「はあ・・・なんで萩くんなんて云ったんだろう。」


萩くんとは・・・端宮萩。
運動神経抜群でずば抜けて頭が良くて、それでもって女の子からモテる程、顔がとても整っている。


「取り敢えず錫巴待たせてるし戻ろう。」


錫巴とは・・・雛形錫巴。
とても仕草が女の子らしくて大人しい私の親友。顔も良いから錫巴もモテる。


「錫巴!!ごめん!!待たせたよね??」


「ううん。殊奈ちゃんの恋が叶ったら嬉しいもの。」


ほっこりした顔で錫巴は云ってきた。


「そういえば、殊奈ちゃんってすきな人作らないの??こんな私だって音紀兎くん居るんだよ??」


自己紹介してなかった!!
私・・・哉蒲殊奈。
告白ばかりされて告白は一切したことない。それでもって顔もみんなと掛け離れてるくらいモテない顔してる。
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