最低な恋人
第三章



「今日は一緒に食べられる?」



そう聞かれて、自分の犯した失敗に気付く。



今日は一緒に食べるって裕司と約束してたんだ!



ど、どうしよう。



「今日はさすがに約束とか無いよな。」



念押しまでされて、誤魔化しようがない。




はー、どうしよう…



困り果てているところに、



「由奈。」




現れた一人の男。



「千里先輩…?」



何で教室に来てるの?



「忘れてないか心配で迎えに来たんだけど…なんかお取り込み中?」



「いや、そのな「あんた、誰?」



私の言葉を遮って口を開いたのは裕司だった。



「僕は、由奈の部活の先輩だけど。」



それがどうかした?



相変わらずの天使の微笑みに少したじろぐ裕司だが、



「由奈は帰宅部だろ。」



そう返す。



「あのね、昨日部活に入ったの。


それで、昼と放課後は活動があるからだから一緒に食べれないし帰れないの。」



ごめんね、と言った最後の言葉は聞こえていなかったかもしれない。



それほど彼は怖いくらいに真剣な眼差しで千里先輩を見つめていた。



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