掲示板のすみっこで


着いたのはバイト先から近い公園

明るい園内にはまだたくさんの子供たちが走り回って楽しそうな声が上がっている

ベンチで肩を並べる二人に漂う空気の差が見て取れる

何から話そうか迷う口をもごつかせて、やがて決意したのか重々しく開いた


「俺の彼女が告白されたんです」


吹き付ける風は日が傾くにつれて冷たくなり、体温を奪う

でも、微かに寒気がしたのはそのせいだけじゃない

下唇を噛み、気持ちを押し殺すように橋本くんが発したその言葉で、体外から感じ取った寒さ

続きを聞くのが怖い


「倉持が好きだったって告白されたって聞きました」


子供たちのざわめきが大きくなった


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