わたしがお母さんになった日 ~16歳の妊娠~
玄関で靴をはき、家から出ると、わたしは近所の誰もいない公園に行った。


公園にあるブランコの一つに腰かける。




お父さんもお母さんも、どうして無理だって決め付けるの・・・?


どうして産むなって言うの・・・?


どうしてわたしの気持ちを、理解してくれないの・・・?


中絶なんかしない・・・。


わたしと大好きな晃司くんの赤ちゃんなんだもの・・・。


晃司くんだって、産むことに賛成してくれたんだもの・・・。


赤ちゃんを中絶するなんて、絶対にできないよ・・・。

< 64 / 126 >

この作品をシェア

pagetop