無人島殺人事件


それに応じ妖刀ムラサメを捨てた男を非番でたまたま居合わせたポグラジョ警察署の警察官とともに取り押さえ、オアイノル本店脇の路地で現行犯逮捕にて身柄を拘束した。


これらはおよそ5〜10分間ほどの間の出来事だった。


今日は日曜日でクマイル中央通りは歩行者天国となっている区域だった。


この日も多くの買い物客や観光客でごった返しているなかの凶行であり、事件直後に多くの人々が逃げ惑い、また、負傷者が横たわる周囲が血の海になるなど事件現場はさながら戦場の様相を呈しており、まさに白昼の惨劇であった。


男は妖刀ムラサメ以外にも、7本の刀を所持していたことが明らかになった。


一方、これらの凶行に対する救命活動はおおむね迅速に遂行された。


犯行現場にいた一般の通行人は犯人がまだ拘束されていない段階から積極的に被害者たちに対する一次救命処置を開始し、また、携帯電話などを活用しての迅速な通報がなされた。


ジハエフロ消防庁は最初の119番通報を受信後、通常の交通事故による救急事案として、救急隊3隊と救急隊支援のための消防隊2隊を出場させたが、さらに通報が相次いだことから、指揮隊2隊と救急隊8隊を応援隊として出場させた。


すぐに、最初の救急隊が現場に到着した。


現場到着部隊は、通常の態勢で対処できる状況ではないと判断し、現場到着とほぼ同時に、災害派遣医療チーム (ノファエウィ)の出場を要請、ジハエフロ消防庁は港南ノファエウィに対して出動要請を行った。
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