放課後の公園
相変わらず晋也は優しくて、周りから見れば順調なカップルに見えてたと思う。
放課後は一緒に帰ってたし、車道を歩いてくれたりだとか大切にしてくれてる仕草もたくさんあった。
でもそれに平行して、時々切なそうに携帯を握りしめているのも相変わらずだった。
そのたび胸がぎゅっとなった。
好きなら手を放さなきゃって思うのに、晋也の笑顔が、優しさが、思い出がそれを邪魔した。
塾の女の子なんて早く忘れてよ。
あたしだけ見てよ。
嘘つくならちゃんと隠し通してよ、気づいてないはずないじゃん。
そう思うと涙が出て悲しくて怖くて仕方なかった。