『好き』を言えるまで

勢いをつけすぎた私たちは
再びべっとのうえに


ひなとはあと5センチあるかないか位まで顔が近づいた



近くで見るとやっぱりきれいなひなの顔


「これは、事故だからね」



ちゅ



一瞬触れるだけのキスだった


「顔、洗ってくるね?」


ひなはそう言ってバスルームへと消えていった
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