僕は、女性恐怖症
『ご、ごめん。』

「じゃあ祥ちゃんて呼ばない方がいいね。」

神崎さんは悲しそうな顔で話しを続けた。

『いや、あのそれは………。』

「いいんじゃねえの、そう呼んでも。」

いきなり貴志が話した。

「なあ、祥司。」

『えっ!あ、うん。』

「本当?ありがとう祥ちゃん。」

神崎さんは嬉しそうに話した。

「おい、大橋聞いてるか?」

いきなり先生が声をかけた。

『はい。なんですか?』

「実は、神崎の教科書が手違いで届いてないんだよだから、今日一日見せてあげろよ。」

『はあ。』

(ん?ちょっと待てよ、それってものすごくマズイんじゃないのか?)

「じゃあ頼んだぞ。」

そういうと先生は、教室から出ていった。

『ちょっと待って。』
キーンコーンカーンコーン

僕の声はチャイムによって掻き消された。
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