僕は、女性恐怖症
『今日は、ありがとうございました。』

僕は、そう言って部屋から飛び出した。

「大橋君!」

後ろから声が聞こえたが僕は、早く逃げ出したかった。
雨の中僕はひたすら自転車をこいで家に帰った。
自分の部屋に戻ってから僕は、ベッド倒れ込んだ。
何も考えたくなかった。
ただひたすら悲しかった、そして悔しかった。

(あの時、見た夢の女の子は麻衣ちゃんだったのか。何が忘れないだ!僕は、忘れてるじゃないか!)

僕は、自分が許せなかった。ただ、ひたすら涙が出てくるだけだった。
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