君ニ恋シテル
「どうしよっか…。
待つ?他に行く?」

私は亜紀ちゃんに問いかけた。
迷ってるうちにも次から次へとお客がやってくる。


「んー…」

亜紀ちゃんはさんざん悩んだあげく、諦めの表情を浮かべると、他に行こうと決断した。


「入りたかったけど、空腹には勝てない!」

「あはは、じゃあ行こっか」


亜紀ちゃん、よっぽどお腹すいてるんだなぁ。

私達はメイン道路に面した真新しいファミレスを後にする。


気づけばあちこちでネオンが輝きだし、街は夕暮れから夜へ。


二人並んで夜の街を早足で歩く。

「あー、お腹すいたぁー。
早く何か食べたいぃ。
お腹と背中がくっついちゃいそう!」

私はそんな亜紀ちゃんの言葉に笑いながら頷く。


そして…
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