君ニ恋シテル
「で、いつから好きになったの?
やっぱケーキ屋で話した日から?」
「えっと…もっと前からです」
なぜか敬語になる私。
実際に話したから好きになったわけじゃないんだよね…。
「そうなの!?
てっきりあの日からだと思ってた。私も逞に恋しそうになったし!
だって、話してみたら芸能人とか関係なく、普通に同年代の友達みたいな感覚だったし」
確かに…亜紀ちゃんはめっちゃ馴染んで逞くんと話してたよね。
「でも、やっぱほら…私には洋祐がいるから」
亜紀ちゃんの頬がほんのりピンク色に染まる。
「亜紀ちゃん可愛い」
「…もうっ、なんで私照れてるんだぁ!」
「あはは」