君ニ恋シテル
私はのろのろと着替えを始めた。


今日着ていく予定だった服…。


……………。

やめよう…。


この前買った服ではなく、いつもの普段着に着替えた。


そうだ…亜紀ちゃんに言っておかなきゃね…メールしておこう。

私は力なくメールを打ち、送信ボタンを押した。


今日は…最高な日になるはずだったのに。


今にもこぼれ落ちそうな涙をどうにか堪えながら、私は部屋を出た。
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