君ニ恋シテル
次の瞬間ドキリと胸が跳ね上がる。

てっちゃんと視線が重なった。

優しく微笑むてっちゃんと、数秒間見つめあう。


…頬が熱い。

今までに感じたことのない感情。


前までは遠い存在だったてっちゃんが、凄く近くに感じた。

芸能人と一般人だった関係。

でも今は私の存在をちゃんと知ってもらえてるんだよね…。

それが凄く嬉しい。

Boy★2のコンサートの時も、そのことが凄く嬉しかった。


でも今はもっと嬉しいんだ。

今てっちゃんと私は友達で、あの時よりももっと距離が近くなったから。


胸の高鳴りはおさまることなく、結局私は番組が終わるまでずっとドキドキしていた。





そして…

てっちゃんのこの発言が、ちょっとした波紋を呼ぶことになるなんて、この時の私は夢にも思っていなかった。
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