君ニ恋シテル
「亜紀ちゃん、私行く!」
後悔なんて考えてもいなかった。
頭に浮かんでもこなかった。
でも、亜紀ちゃんの言葉で気づいた。
今日は今日しかない。
人生にたった一度しかない今日の日を、イベントを、無駄にしたくない!
てっちゃんに…会いたい。
「優奈…!!
よく言った!よし!行ってこい!」
亜紀ちゃんは笑顔で私を送りだす。
「ほら、早くしないと!
ダッシュダッシュ!」
「うん!」
私は涙を拭い、亜紀ちゃんに心から感謝して店を抜けだした。