君ニ恋シテル
―――…

――…


「クレープうまっ!」

生クリームたっぷりのクレープに笑顔でパクつく逞くん。


「お昼前にクレープって…」

と、文句を言いながらも百合香ちゃんはアイスの入ったクレープをパクパク食べている。


逞くんがクレープを食べたいと言い出し、今に至る。

久々に食べるクレープ…美味しいぃー。


幸せ気分で食べていると、

「あっ、洋祐クリームついてる」

亜紀ちゃんはそう言うと、洋祐くんの口元についたクリームを指でとり、ペロッと食べた。


わっ…。

なぜか顔がポッと熱くなる私。


「おっ、サンキュー」

普通に亜紀ちゃんにお礼を言う洋祐くん。

こういうことって普通のことなんだ…。

照れてドキドキしてる自分がなんだか恥ずかしいような…。


「ふんっ!」

大きな鼻息が聞こえ目を向けると、百合香ちゃんがクレープを一気に丸飲みしていた。


凄い…。

喉につまらせないか心配しつつ、百合香ちゃんから目をそらし、私はまたクレープにパクつく。
< 430 / 679 >

この作品をシェア

pagetop