君ニ恋シテル
「美味しいね」

「…うん。美味しい!」

ビックリした…。
急にてっちゃんに話しかけられ、胸がドキンと鳴る。

返事をした後、恥ずかしくてすぐ視線をそらしてしまった。


…と、なぜかてっちゃんの視線はまだ私を見つめている。

えっ…なんで。
胸の鼓動は更にドキドキを増す。


「優奈ちゃん…口にクリームついてる」

「えっ…」

てっちゃんの言葉に、間の抜けた返事を返す私。

クリーム…?
…嘘っ!恥ずかしい!

てっちゃんの視線は私の口元をジッと見つめていた。


「…っ」

何故かさっきの亜紀ちゃんと洋祐くんのやり取りを思い出し、みるみるうちに顔が熱くなる。


たえきれず、私は急いで唇をペロッと舐めた。

甘い味が口の中に広がる。


てっちゃんはキョトンとして私を見つめている。


「あ、あはっ」

照れ隠しの笑みを浮かべると、てっちゃんもニコッと微笑み、またクレープを食べ始めた。
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