君ニ恋シテル
浩ちゃんに意識を奪われている間にも、列はどんどん進み…自分の番はもう目前。


ダメだ…もうダメ!
二人がこんなに近くにいる。
一言「応援してます!」って言おうと思っていたけど…言えないかも。
はっ!手に汗が…ヤバイヤバイ!



「ふぅー!ふぅー!…」

前にいる子も緊張しているというのが見ていて伝わってくる。

握手の時間は多分一秒もない。


あっという間に列は進み…ついに、前の子の番がきた。
< 55 / 679 >

この作品をシェア

pagetop