ナンパ男との恋 3巻

そうこうしてるうちに
カーテンの向こう側が
少しずつ 明るくなってきた。

7時が過ぎ、
輝樹の方を見るけれど
完全に熟睡中・・・・

起こさないでも
アラームセットしてるよね・・?


机の上に
無造作に置かれている
輝樹の携帯に目をやると

・・電源切ってるじゃん。


本当は このまま
輝樹の寝顔を見て
ぼーっとしていたい所だけど

このままじゃ
仕事が・・・・

えぇい!もう
起こそう。


「輝樹・・・
輝樹、朝だよ。
もう 7時過ぎてる・・。」


ユサユサと体を揺らすけど


「あぁー?うるせぇ・・」


完全に 不機嫌モードのまま
また眠りに落ちてるし・・・。



「輝樹ってば・・・
仕事・・・
きゃっ!?」


再び 輝樹の体を揺らそうとした時
そのまま腕を掴まれ
輝樹の寝ている毛布の中へ
引きずり込まれた。



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