ナンパ男との恋3

夜の10時を過ぎた頃、
メールの着信音が鳴り
開くと、

番号のみのメール・・・
そして、


「こんばんわ。
突然だけど
今から遊べないかなぁと思って
メールしてみました。
暇だったら メール下さい」


・・・誰?


名前くらい入れてくれればいいのに・・・。

って、私が
メモリに入れてないのが
そもそも悪いんだけど・・・


でも、女の子はメモリに入れたから
たぶん・・・
卒業式にメアド交換した男子である事は確実だろう。

改めて・・・・

卒業式の日の 安易な自分の行動に後悔、後悔だ。


・・・輝樹がいなくて良かった。


もう、これ以上
険悪なムードにはなりたくない。


とりあえず
メアド変更しなくちゃ・・。

じゃないと いつ
こういうメールが届くか
気が気じゃないし・・・

メアド変更って・・・

どうするんだっけ・・・

説明書・・・ううん、そうだ
お客様センターに電話・・・

・・・時間外じゃん。

あーもう、

明日でいいや・・・。

ひとまず、
変なメールが入る前に
電源落としておこう・・・




< 179 / 216 >

この作品をシェア

pagetop