冷血少女×××

愛鶴の悩み

人通りの少ない廊下。


「・・・ねぇ。」

「・・・。」


「ねぇってば!無視しないで辻山く・・・」


私は羽夜音に押し付けられた。


「・・・付き合ってることになってんだ。名前で呼べ。」


「なんであたしがあんたと付き合うのよ!おかしいじゃない!?」


羽夜音の唇が私の耳に近づいてくる。


「っ・・・。」


「・・・羽夜音って呼べ?そしたら離す。」


「・・・羽夜音。離して。」


羽夜音の手が離れてく。
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