デスペリア
「くどいぞ。俺の考えは変わらぬ」
「ふーん」
面白くないのか、男は足元にあった死体の首をもぎ、皮を剥がし始めた。
また首飾りにするつもりなんだろう。
「隊長ってさぁ、あんまり人間を殺さないよな」
「数の大小など関係ない。殺したという結果があり、味方を生かしたという結末があればいいのだ」
「そのために、あちらを殺さず、こちらも殺させずってか?あー、うっぜ」
死体の髪をチェーンにくくりつけ、男は立ち上がる。
「殺せばいいじゃん。殺して殺して殺して、真っ赤な化粧で飾ってやろうぜぇ!」
敵味方問わずとは語られずともユーズには分かった。