《完》嫌われ教師の腕の中

「何を信じればいいのか…分からない…」


婚約だって二人の間の口約束みたいだし…


何よりも今まで…男を信じるコトが出来なかった私に信じろって言うのは酷なコト。


「……」


私は羽鳥さんの悲痛な訴えに何も返さなかった。



「分かりました…此処で待っていて下さい…」


「!?」


羽鳥さんは誰かに電話を掛ける。


「4、5分で…颯斗様が此処に参ります…」
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