《完》嫌われ教師の腕の中
次の瞬間…



颯斗は私を手を伸ばした・・・


私に隠しゴトされてさっきまで寂しそうにしていた颯斗。


自分のキモチを押し殺して私の身体を優しく包みこむように抱き締める。




「…俺は待つよ…でもお前にヒミツがあっても…俺はお前を離さない…」



颯斗の優しい抱擁。


幼い時に…手離せずにした肌触りのいいタオルケットを想い出した。



私…颯斗も手離せないよ・・・


私たちはそのまま…キスを交わした。



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