《完》嫌われ教師の腕の中
昼休み。


無断で2時間目をサボった私を生徒指導室に颯斗は呼び出した。



「具合でも悪かったのか?鈴羽」


私の身体を心配する颯斗。



私の胸がギュッを締め付けられる。



「颯斗のお母さんに呼び出されたの…」


「えっ!?お袋のヤツ…俺に黙って…何を言われた?」


「・・・」



颯斗の顔がまともに見られない。


私の隠しゴトを知っているのに…私との仲を貫こうとしている。


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