《完》嫌われ教師の腕の中
「返事は如何した?やはり…俺のキスの虜になったか?」
「誰がぁー!?」
ナルシーまで入っているとはコイツ…
マジでウザイ……
「…いいわよ~先生の部屋に行けばいいんでしょ!」
私はコレ以上…コイツと言い合いたくないから…行くと返した。
そして互いに沈黙。
私は尻目で尾上先生の横顔を見つめる。
伏目がちな切れ長の瞳。
意外と男のクセに睫毛が多い。
鼻筋も通ってて…トレードマークのインテリ眼鏡がなかったら別人に見えた。