その手で溶かして
「俺はそんな自分から抜け出したいんだ。」
「だから、白紙?」
「あぁ。勉強以外知らない俺にはそうすることしか出来なくて……でも、周りに色々と言われると挫けそうになってきて。」
「私にはどちらがいいとか、何が正しいとかはわからない。ただ、自分で決めたことを貫き通すわ。周りがどうであれ、やってみないことには結論はわからないから。」
「ははっ。真雪はやっぱり強いな。」
沈んでいた遠藤君の表情がパァっと明るくなり、私と視線を絡ませる。
私は強いのかしら?