その手で溶かして

ふと自分の部屋の天井が視界に入っていたことに気が付いた私は起き上がり辺りを見回す。



私の部屋か。



帰ってきて、ただいまと言っただろうか?



それよりも、ご飯は食べたのだろうか?



考えてもはっきりとしない記憶。



しかし、制服から家着に着替えている姿を見ると、夕食はすませたのだろう。



お腹がすいた感覚が特別あるわけでもないし。


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