先生は旦那様(仮)2

『新垣ちょっと。』


俺は舞だけ呼び止めた。


『ちょっといいか?』


俺は舞を教室へと連れていった。


『先生あたしだけ補習してくれるの?』


『違うわ、メガネ返しなさい。』


『えー、似合ってるからいいじゃん。』


『俺はあのメガネ気に入ってるの。』


『だから似合ってないから。』


似合ってないのは知ってる。


わざとダサいメガネしてんだから。

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