虹の音
目を開けると、真っ白い天井があった。
薬と太陽が混ざった香が、布団から微かに漂う。
保健室だった。
水色のカーテンで仕切られているため、今が何時なのかわからなかった。
突然、カーテンがシャッと開いた。
「…あ」
空木だった。
そこには、制服の袖をまくって濡らしタオルを持っている空木がいた。
「お前、大丈夫か?」
「え?」
「いきなりぶっ倒れたじゃんかよ。覚えてないん??」
覚えてないわけがない。
ただ、なぜ空木がいるのか。