゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。

 常居よ常居、早く

目覚めておくれ。

 うっすらと汗をか

かながら心の内で呟

く。

 この手はどうなる

んだろう。好意的な

握手なの? それと

もにぎりつぶされる

の?

 彼女の容姿に、気

おされて、まばたき

もろくにできない。

「信じられないっす

。まじなんっすか?

」

「……。なんのこと

かな」

手を放してほしくて

振ってみる。シェイ

キングハンド。

「とぼけなくていー

じゃんなおちゃん」

吉良がくしゅくしゅ

笑っている。

 何もとぼけてない

んだけど……。

「ゆみさんに逆らっ

てるってまじっすか」
「……逆らってるっ

ていうか」

 彼女の手はスッポ

ンのようにくっつい

ている。



< 134 / 406 >

この作品をシェア

pagetop