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夜の端
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なおは息をのんだま
ま吐き出せなくなっ
ている。
ひき逃げって……。
「あの犯人、まだ捕
まってないんだよな
。ま、そんなとこ。
で、直角は薄井とい
つからの仲なわけ?」
「あ」
空になったカップに
口をつけ、空気を飲
む。
……なに、その
きっかけ。
「直角?」
「あ……あたしは普
通に」
つばを飲みこみ、唇
をしめらせる。
このみとあたしの
始まり。べつにたい
したことはなかった
。
ざわざわと、
雑木林が脳裏をかす
める。