゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。

大きな瞳。つやつや

と上気したほっぺ

た。リボンの髪どめ

。ぽかんとしたなお

に、つるんとしたド

ングリをにぎらせる

。

「ね、怖くないでし

ょ」

うっすらとくもった

息を吐いて、彼女は

にっこりする。

優しい、優しい

笑顔だった。

 あつあつの焼き芋

をわった時、たちの

ぼる湯気に、涙がで

ることがある。

暖かくて柔らかくて

ほわほわで、肩の

力が抜けていくよう

な幸福で。

 このみの微笑みは

焼き芋にそっくりだ

った。

「こわくないよ」

泣き出してしまった

なおの背をさすりな

がら、優しくささや

く。

「怖くないよ」







「小2の時。遠足で

ドングリひろいする

行事があってね」


< 206 / 406 >

この作品をシェア

pagetop