゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚ 夜の端 。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。゚。

ぼぅっとドングリを

取りだした。手のひ

らで転がしてみる。

ゴキブリの背のよう

につやつやとしてい

る。小2の時のあた

しには、こんなに綺

麗なものは拾えなか

った。

「ねぇ、このみ。こ

のドングリ覚えてる

?」

「は? 知るかよ。

バカじゃないの。」

「だって」

にやりとしたカナに

髪を引き抜かれた。

痛覚はマヒしている

。目の前が暗くなる

。

覚えているほうが、

おかしいのだ。こん

な、こんな、はした

ドングリのことなん

か。たかがドングリ

なんだから。たかが

子供の時の小さすぎ

るでき事だったんだ

から。

 こんなことで

ショック受けるなん

ておかしい。死ねっ

て言われるよりキツ

いなんて変だ。




< 97 / 406 >

この作品をシェア

pagetop