つむじ風。
あとがき

「つむじ風。」を最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。

「はぐれ雲。」を新明亮二の視点で書かせていただきました。
本編を読まれていない方は、
話が飛びすぎて、
ちんぷんかんぷんだったのではないでしょうか。

お時間があるときに、
ぜひ「はぐれ雲。」も読んでいただければ幸いです。

本編は私が実際に体験した恋とその結末をもとにして書きました。


小説の中の亮二のように、
どこでどう人生が変わってしまうのか…
それは誰にも予想できません。

何が彼をそうさせたのか、
きっと私が想像できないほどの
悲しみ、苦しみがあったのだと思います。

でも、人を想う気持ちというのは、
誰にも平等に与えられた権利です。

亮二が
「どこにいるとしても、
なにをするとしても…
ずっと想ってる」と打ち明けますが、

本当にそれは誰にでもあてはまることだと
思っています。

親でも、夫でも、子どもでも、友達でも、
大切な人を「大切」に思うこと。

あたりまえのことですが、

それはどんな立場であっても、
どんな境遇におかれていても、
私たち一人ひとりに与えられた
素晴らしい感情だと思っています。


最後まで、ありがとうございました。






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