LOVE FIGHT〜恋の勝負〜


「じゃあ、そうゆうことで…」


ソファーから立ち上がり
私に近づいてくる。


そして私の目の前で
ピタリと 止まった。


「何ですか?」





「お前が俺を愛した場合、何でも言う事を聞くと誓いますか?」


「誓うわ。」


女に二言はないのよ。


「会長が私を愛した場合、土下座して謝ると誓いますか?」


「………んだよそれ。」


「どうするんですか?」


「…誓ってやるよ。俺が勝つのは目に見える。」


にやっと笑いそう言って












「!!」


ほんの一瞬。



「誓いのキスだ。」


ふわり

唇が重なった―。




















< 38 / 58 >

この作品をシェア

pagetop