[完]愛しいキミは♂大親友♀ 〜女装男子の悩める日々〜
そういうふうに遊べる相手
だって、誤解を抱かせた。



――あたしも、マヌケだった。



「好きだったんだから……
仕方ないじゃん」



今まで黙ってた陵が、
ポソリと小さく呟く。



顔を向けたあたしと目が
合うと、陵はいつになく
真剣な表情で見つめ返して、



「あんずはただ、風見先輩が
本気で好きだったんでしょ。

あんずは何も悪くないよ」



「陵………ありがと」



そう言ってもらえると嬉しいよ。



でも、今となっては思う。



あたしは本当に、本気で
風見先輩のことが好き
だったのかなって。


_
< 147 / 257 >

この作品をシェア

pagetop