地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
固い胸板が顔に真正面から当たって少し痛い。
突然の行動に、困惑しながら口を開くと……
「……龍真?」
「……………ごめん」
「…………え?」
予想外の言葉が返ってきた。
顔を上げると、そこには普段通りの仏頂面をした龍真の姿。
笑ってもいない。怒ってもない。
不機嫌そうにも見える、
無表情。
龍真は軽く眉間に皺を寄せると、
「………ごめん、用事できた」
「用事?」
「……ああ」
無表情で頷く。
少し残念そうな表情。
………ってことは、デートはここで終了かぁ。