地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
「…………」
思わず無言で考え込んでいたら、不意に兄ちゃんが口を開いた。
「にしても……学校の鬼、確かに異常なくらい多かったな。しかもほとんど3段階目」
「……でしょ」
「あれは、これから4、5段階の鬼が出るかもしれねぇな」
「……うん、警戒しとく」
「おぅ。……まぁ、夏休みに入るからさらに厄介だけどな」
「そうなんだよねぇ…」
いつも通りの会話をしながら、私達はカレーを食べ終えた。