地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】
ふと時計を見れば、時刻は午後7時を指している。
それを確認した私達は立ち上がると
「…よし、次起きるのは1時。そのあと、気配を探りつつ見回りな」
「はーいっ」
「じゃ、おやすみ」
「おやすみなさいっ、兄ちゃん」
「くぅっ……今日もいい夢が見れそうだぜっ!!神無とキs」
「さっさと寝てよ馬鹿兄ちゃん」
それだけの会話をして、すぐにそれぞれの部屋へ引き取った。
こんなに早く寝る理由は、もちろん『鬼狩り』の仕事をするため。
(それにしても、今日は疲れたなぁ……)
小さくため息をつきながら、私はベッドの上に横たわる。
疲れていたのか、眠りはすぐに訪れた。
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