地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】




ふと時計を見れば、時刻は午後7時を指している。


それを確認した私達は立ち上がると



「…よし、次起きるのは1時。そのあと、気配を探りつつ見回りな」


「はーいっ」


「じゃ、おやすみ」


「おやすみなさいっ、兄ちゃん」


「くぅっ……今日もいい夢が見れそうだぜっ!!神無とキs」


「さっさと寝てよ馬鹿兄ちゃん」



それだけの会話をして、すぐにそれぞれの部屋へ引き取った。


こんなに早く寝る理由は、もちろん『鬼狩り』の仕事をするため。



(それにしても、今日は疲れたなぁ……)



小さくため息をつきながら、私はベッドの上に横たわる。


疲れていたのか、眠りはすぐに訪れた。



 ***




< 64 / 434 >

この作品をシェア

pagetop