地味なあの子は鬼狩り少女 〜地味子の決意〜【改稿中】




「今日って、裕也さんが迎えに来ない日?」


「うん。大学だよ」


「ならよかった」


「………へ?なにが?」



意味が分からず尋ねた私に、瑠美は意地悪く笑って


一言。



「神無、終業式終わったらビキニ買いに行こっか☆」



――その言葉にふくまれた不穏な空気に、私はビクリと体を強張らせた。



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