自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
光は新聞の降水確率を毎日チェックして、30%と以上だと、必ず傘を持ち長靴を履いて幼稚園へ行く。


本当に雨が降るのだろうかと、半信半疑だが。


「光君が又傘持って長靴履いてるから、絶対雨降るね。」


子供たちみんなが光の真似をするようになった。


そしてそれが又よく当り、お母さんたちも光君が傘持ってるなら、きっと雨降るね。


と言うようになったのだ。


少しづつ光が受け入れられた事が嬉しい。



今日は幼稚園の参観日、光は本当に大丈夫だろうか?心配だ。


光はまだみんなと遊べはていない。


主任の先生といつも一緒にいるようだ。


主任の山田先生が、そっと教えてくれた。


どうやら、光に友達が出来たらしい。


その子の名前はタッチャン。


タッチャンも知的障害がある子供。


タッチャンは暴れぼうで、いつも仲間はずれにされていた。








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