自閉症児光の夢、それは働く人になりたい
そんな事を思ってるうちに、光は簡単に玄関の鍵を開けて、外に出て行くようになってしまう。


トイレから出ると光がいない。


私は慌てて、外に飛びだした。


公園、神社、学校、ありとあらゆる所を息を切らして走り回る。


この時まだ光が自閉症であることを知らない為、光が意味があってその場所に行った事が分からなかった。


光の行動の一つ一つに意味があることを、この先私は知る事になる。


光を見つけた時は嬉しくて光を抱き締めた。


お願いだからもう何処にも行かないで!


いつも心の中で叫んでいた。


私の育て方が間違っているのだろうかと、悩み始める。


誰にも相談出来ずに、毎日泣いていた。











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