殺し屋M
依頼

「確実に殺してあなたが依頼した事がばれないのが条件ですな。

それなら最高の男を準備しましょう。

報酬は高いですがよろしいですな。」

太って高そうなダブルのスーツを、着た男が机に座って言う。

椅子に座り、黒いこれも高そうな細身のスーツを着た男はうなずく。

「金は問題ない。では頼む。」

細身のスーツを着た男は立ち上がり部屋を出て行く。

二人の会話はコンビニでおでんを注文するような感じの簡略で素っ気ない物だった。


太った男は葉巻に火をつけ机の上の電話に手を伸ばしながら呟く。

「失敗が許されないなら仕方ねえなあ。
そういう意味ではあいつはナンバーワンだからなあ。

そうだ見習いのあの娘をつけて今後の勉強と確実にやっちまうってのは、こういう事だってのを分からせよう。」


太った男は満足そうに頷きながら独り言を呟いた。

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