記念日
『あのさ、何で怒ってるの??
そんなに私の地元に来るの嫌だったなら、そう言ってくれれば良かったのに!』

すると祐樹が久しぶりに目を合わした。

『じゃあ、聞くけど
先週の土曜と日曜、何してたっ?!
ィロィロってなんだょ!!』

はぁ?!

『学校の子とィロィロあったんだよ。言ったって祐樹、分かんないでしょ?!』


『土曜日、連絡とれないから自宅に電話した。』

あっ、赤外線で交換したから自宅も教えてたんだった。

『そしたら、香のお母さんが出て、親友の家にお泊まりだって、それなら良いって言ったら、
【香、地元に彼氏いるのにそっちにも彼氏がいるの。どっちが本命なのかしら。】って!!
2股かよっ!!』


は?!言ってる意味分かんないっ!!


『それで、もしかしたらまだ別れてないだけかもって。
ィロィロあったってその事でお母さんにまだ別れた事言ってないだけかもって、頑張って信じようとしたんだょ。
でも、香変わりない笑顔だし、もしかして俺騙されてるのかもって。
それで。。。。。』


お母さん、涼の事言ってるんだぁっ;;;;
涼が最初に家に来た時勘違いして、そりきりなの忘れてたっ!!


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