退屈しのぎだったのに、いつしか君を愛してしまった。
「佑月いないのかー。」
響もどこか寂しそうだった。
佑月がいないだけで…
俺らのテンションってこんなに下がるんだ。
ほんの少し前までは、
四人でいることが普通だったのに。
今は佑月がいることが当たり前になってる。
佑月の存在が…
俺らの中でこんなにでかくなってるなんてな…。
「そーいえばさっ!佑月の家知らないよねっ」
愛舞の言葉に、碧空が反応した。
「理事長も知らないのかな?ねぇーねぇー皆!佑月の家探して行こうよぉ」
「いーね!賛成!」
愛舞の提案に響が乗る。
俺は何も答えなかった。
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