退屈しのぎだったのに、いつしか君を愛してしまった。
「お前…走るの速いな。俺なんて汗やばいぞ?」
「…………陽斗さん…。どうしてここが…?」
「走ったんだよ。ほら」
俺は佑月にアイスを当てた。
二人で食べようと思って
お前が好きなアイス…買ったんだぞ。
「うわぁ〜ありがとうございます」
それからしばらく
たわいもない話をした。
「やっぱり佑月は笑顔が一番だな。そうやって、いつも笑っていろ。
…………俺の隣で」
……………伝わったかな?
俺の気持ち。
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