恋愛モラトリアム~夢見る乙女のオフィスラブ~



 絶望の淵に立たされた私は、

 大きいはずの目を半分しか開かぬまま

 ランチのパスタをくるくるくるくる。

「お前、顔やべぇぞ」

 眉間にシワを寄せた大輔の忠告なんて、

 どうでもいい。

「放っといてよ」

 そもそもどうして元カレなんかとランチしなければならないのよ。

 ああ、そっか。

 他に一緒に行く人がいないんだった。

「はぁ……」

 ため息をついて、パスタをぱくり。

 美味しい。

< 53 / 280 >

この作品をシェア

pagetop