恋の歌
できるわけない。






肩に力が入ってしまう。







私はアイスの蓋を外し、スプーンですくった。







するとチワワが私の足の上に乗り、アイスをくれと言わんばかりに舌を出す。







「ほしいの?」


「こらチップ。こっちおいで。俺のあげるから。」






すると素直に先輩のもとへ行った。






可愛すぎる///





それから先輩とチップと時間を過ごし、マンションを後にした。












「先輩、今日はありがとうございました。送ってまでもらっちゃって。」


「全然。こっちも楽しかったし。」





先輩はにっこり笑った。






「私も楽しかったです。」


「仲良さそうだな。」


「「っ‥。」」







低い声が届き、私たちは同時に声のする方を向いた。
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